Syleena Johnson/Chapter1:Love,Pain&Forgiveness

Apr/ 2001 Release

2009年7月現在までメジャー通産4枚をリリース。チャプター1から4までシリーズ化された彼女の人生のテーマについて綴られたアルバムだ。アルバムはすべて所有しているが、その中でも筆者の特別お気に入りがこのファーストアルバム。実父シル・ジョンソンが彼女の歌に与えた影響は計り知れず、以前にインタビューした時に「お父さんのギターがいつも家で流れていて、小さい頃はいつもギターのフレーズを口ずさんでいた」と語っていたのが印象的だった。確かに彼女の歌を聞いているとブルースギター特有のチョーキングやギタースケールのようなアドリブの多さに気付くはず。

そんな父親を持ってか非常に恵まれた音楽環境で子供の頃はアレサフランクリンやティナターナーなどを聞いて育ったらしく、最近のR&B系シンガーにしては珍しく、60年代の香りをプンプン漂わすところは彼女の不思議な魅力のひとつ。シカゴを拠点に構えることが遭遇してか、この記念すべきファーストアルバムのハイライト曲には同じシカゴからRケリーのプロデュースが一際光り輝く存在となっている。当時のRケリーと言えばプロデュースに引っ張りだこの時代で、もっともハングリーだった。信じられないほどのプロデュース量をこなし、ヒット曲を連発させていた黄金期である。結果的にRケリーが制作した収録曲「I Am Your Woman」はヒットさえしなかったものの、それはOKなのだ。素晴らしい筆跡としてこうしてアルバムに収録されているのだから・・・

他にもボブパワーが収録曲の8割に関わっているのも注目すべき点。彼がここまで熱を上げたアーティストは、この辺りの時代では彼女だけだ。アルバムチャートでは101位という結果だったが、一般的に評価はさておき、個人的には2001年の最高作として取り上げたい1枚。

当時、初来日のプロモーションでは西麻布のイエローで数曲を披露した。熱唱する姿は数日間、頭から離れないほど印象的だった。

おすすめ度  
☆☆☆☆

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