Profyle / Nothin’ But Drama

Oct. 2000 Released

99年にアルバム「Whispers in the Dark」でモータウンよりデビューを果たした実力派4人組。本作は2000年にリリースされたセカンド・アルバムでビルボードのアルバム・チャート50位を記録。当時モータウンの社長を務めていたKedar Massenburgが見定め大切に育てたが、思うようなヒットにはつながらなかったというのが実際のところ。

共に育った2人の兄弟と、その従兄弟が集まり結成されたグループは、教会の聖歌隊で鍛えた喉を武器に、当時マービン・ゲイの追悼アルバム「Marvin is 60」で名曲“What’s Going On”を熱唱したのが初のお披露目。歌いこむスローやミドルテンポのR&Bは、アルバムを手掛けた大物プロデューサーが貢献。ジョーやソウルショック&カリーンなど楽曲作りのセンスはプロファイルの良さを十二分に引き出すことに成功した。

勝負作となった本作「Nothin’ But Drama」はデビューから約1年足らずでリリース。テディーライリーが手掛けたファースト・シングル「Liar」が全米シングル・チャートで14位、R&B/Hip Hopチャートでは1位を獲得。残念ながらその後が続かず、グループ自体もしばらくは音沙汰無しの状態。

2004年に自主制作アルバムを発売し、当時そのアルバムの執筆を頼まれたのだが、その音源を聞いた後でさえ、同じ人物とは思えないほど痩せた音になっていたことに困惑。「Nothin’ But Drama」では当時最も旬のR&Bサウンドとされたスティーブ・ハフが手掛けた楽曲「(Can We) M.A.K.E. L.U.V.」、ベテラン・ライターのロイ・ハミルトン、オールスターやジョーなどが制作したスムースなR&Bナンバーの印象が素晴らしかっただけに、自主制作とプロのブレインによる世間への売込みを比較し、改めて影の力を実感させられた。

ミュージック・ビジネス界ではアーティストを芸術ではなく商品としていることが、現実に起こっている日常である。よってアーティストが商品にならないためには、自らの音楽性は自らが創造し、自らで支配し、それを極めることである。しかし、それを売る行為(ビジネス化すること)は非常に困難である。今に至っての音楽業界は先ずは損益から作品が生まれる現状がただ悲しい。

おすすめ度
☆☆☆

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