Myron / Free

Jun. 2004 Released

クリーブランド州出身のコンポーザー兼アーティスト。教会で牧師を務める父親を持ち、幼い頃はその父親の元でオルガンやドラムなどを習得。バークリー大学でエンジニア科を専攻しジャズやゴスペルを学んだ彼は卒業後にカヴァーバンド等を転々とし、生計を立てていたようだ。Dru Hill のアルバム参加を経て、同レーベル(アイランド)から98年に「Destiny」でデビューするも、アルバムのプロモーションはアイランドのレーベルの閉鎖と共に打ち切られ、ほとんどお蔵入り状態に・・・世の中には才能があっても運の悪いアーティストが数多く要れど、彼ほど洗練された音楽的なセンスを持つアーティストがチャンスを失っていくのは心苦しいばかりだ。

本作はその後自主レーベル「Mojamusic」を立ち上げ、自ら制作に打ち込み完成させたアルバム。メジャーでの経験は残念ではあったが、その経験があったからこそ、ここでの素晴らしい仕事振りにつながったことを考えると、そう悲観的に考えることもないのだろうか?アルバムはトータル・バランスに優れ、70年代ソウルに影響を浴びた完成度の高い作品となった。大学時代に知り合ったJosh Honigstock との共作で、彼自身は制作を始めギターやシンセサイザーなど一連の楽器のアレンジにまで深く関わり、隅々にまでこだわりぬいた自己表現作となっている。

ここまでのクリエイティブ・コントロールが全て叶ったからこそ、完成した本作には愛情がたっぷり込めてあり、歌の節々にも情熱に満ちたキーワードが散りばめられている。

No other love more precious  こんなに大切な愛はない
No other love more ture こんなに真実味を帯びた愛はマジない
No better way to tell you これ以上の伝え方はないハズ
How Much i do love you  メッチャ愛しているかってことを
収録曲 「No Other Love」より

 

おすすめ度
☆☆☆☆☆

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