Musiq Soulchild / Aijuswanaseing

Nov. 2000 Released

2000年に発売されたミュージック・ソウルチャイルドのデビューアルバム。US国内では180万枚を売上げ、プラチナム・ディスクを獲得。アルバムからのファースト・シングル「Just Friends (Sunny)」はビルボードのシングルチャートで最高31位、セカンド・シングル「Love」は24位を記録。フィラデルフィア発のソウルムーブメント火付け作として歴史に名を残す名盤となった。このアルバムをさかえにネオソウルという言葉を頻繁に耳にするようになったが、ネオソウルは当時ルーツのクエストラヴが主催していたオープンマイク・イベント“ブラックリリー”を通じて広がりを見せ、日ごとにその勢いも強まった。

同じ頃、同郷からJill Scottもデビューを果たしており、互いのアルバムやライブを通じて協力し合い、クオリティーの高い音楽を生み出すことで良い関係を垣間見ることができた。2人の制作に携わったジェームス・ポイザーやピノ・パラディーノ、ヴァイダル・デヴィスはこの時期以前にソウルクエリアンズという集団、またはその前にさかのぼるとア・タッチオブジャズ・プロダクションという制作集団のメンバーでもあり、作品単位で素晴らしい楽曲を残している。

ミュージックがデビューしたての時に西麻布のイエローにプロモ来日し、30分ほどの演奏を行った。全て生楽器でメンバーをフィリーから引き連れたのだが、フィリーのテーマ・ソングとも言える「ロッキーのテーマ曲」に始まり、既に愛聴していた「Love」や「Just Friends」をプレイ。CDではわからなかったパワフルな歌に驚き、更にメンバー全員が黒人だったこともあり、あまりに黒過ぎるサウンドに足が震えたのを覚えている。

演奏後に彼と話す機会があったのだが、実際に会って話をするとジャケットなどではわかりにくいが、彼の片目が失明していることに気付く。何を話したかは忘れたが、派手なパフォーマーというよりはミュージシャンとしての印象が強い。

現在も苦戦を強いられながらもリリースをしてはいるが、前作は2008年に発売した「Onmyradio」が最後となっている。是非とも新作の情報を心待ちにしたいところだ。

おすすめ度
☆☆☆☆

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