Lil Jon & The East Side Boyz / Crunk Juice

Nov. 2004 Released

2004年にリリースしたリルジョン氏の6作目。East Side Boyz のメンバーはBig Sam (ビックサム)とLil Bo (リルボウ)の2人。シンプルなダーティー・キーワードをコール&レスポンスし、ストリートに向けて制作された本作はエナジー全快クランクのクラシック作。

ちょうど同じ時期にUsher の「Yeah!」←2004年のテーマ曲)、そしてCiara の「Goodies」が世界で爆発的にヒットし、いずれもビルボードのシングル・チャートで首位を独占したが、このトラックを制作した人物こそLil Jon 本人、恐らくこの2曲で一生食べていける金は稼いだと推測する。

話は変わるがLil Jon氏は元々レコード会社での下積みも長く、自身の振舞いや売り方を他のアーティストの何倍も心得ており、セルフコントロールの舵を巧みに握り、がっぽり稼いで業界で長生きできる術を把握できている非常に頭のキレるアーティストである。

現在ニューアルバムCrunk Rockがリリースされているが、こちらのアルバムの方が音楽的にはロック要素が濃く、イントロダクションのトラックから始まり、ヘヴィメタ・バンドSlayerの歪んだギター音をサンプリングしたStop Fuckin’ Wit Meに至るまで、ヘッドバンガーの喜ぶ音が随所に見られる。

個人的なお気に入りはIce Cube とコラボした”Real Nigga Roll Call. 次々と飛び出すIce調の4 Letter Words はオールドスクール・ラップのコア層には響くだろう。アルバムは全米アルバム・チャートで3位、R&Bアルバム・チャートで2位を記録。UsherとLudacrisをフィーチャーした収録曲の「Lovers & Friends」は全米シングル・チャートで3位まで登りつめた。

おすすめ度
☆☆☆☆

One Response to “Lil Jon & The East Side Boyz / Crunk Juice”

  1. [...] Release Date / Jun. 8 2010 2004年にリリースした”Crunk Juice“以来、久しぶりの正規版リリース。もちろん、その間もPitbullやE-40、Snoop Doggのような親しいアーティストへのプロデュース業、昨年09年はMTVの看板プログラム「Pimp My Ride」(視聴者のポンコツ車をブリンブリンに蘇えさせる番組)のメインキャストも務め、多忙さを極めていたに違いない。ここ数年にリリースしたミックス・テープは有名無名のDJモノを含めると訳のわからないくらい出回っており、アンダーグラウンド・シーンでの揺るぎない支持は計り知れないほど固い。さて、本アルバムは前作のリリース終了時以降より、意欲的に取りかかっていたようで、元々ロックの要素が含んでいた彼の音楽がよりメンタル的に明確な方向に決定付けたのが本作と言える。前作との違いは長年を供に過ごしたEast Side Boyzの面々を脱ぎ去り、ソロとして発表しているところ。仲間内でセルアウトがあったのかは不明だが、選び抜かれたゲスト・アーティストの多種多様さも今回のアルバムの聴きどころかもしれない。昨年の夏はSwizz Beatzを制作に迎えSnoop Doggをフィーチャーしたアゲアゲ曲「I Do」がリリースされフロアを熱くしたが本作には未収録。09年末リリースLMFAOとの意表を突いたコラボ曲「Shots」がアンダーグラウンドで流行り、ここ最近でも米軍キャンプでDJをしていると一番リクエストをもらうパーティーソングとなっている。LMFAOとはもう1曲「Outta Your Mind」でコラボしているが、相性の良さに度肝を抜かれる。他にも適材適所にドンピシャのアーティストをあてがっており、サウス人気度最高のWaka Flockを始め、知名度ナンバーワンSoulja Boy、ジャマイカからMarley兄弟(Stephen & Damian)、西海岸代表Ice Cube, The Game、エロ歌職人R. Kelly & MarioそしてPleasure P & Shawty Puttのコンビ、兄弟分のYing Yang Twins、Pitbull、3oh!3のようなトップ40アーティストなどなど、休憩なしのパーティーソング揃い!チョッと子供には聞かせられない内容だけどね… [...]

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