Joss Stone / LP1

Joss Stone / LP1
2011 Aug. Released

2003年に若干17歳で世界デビュー。彼女自身がブリティッシュということもありイギリスのアルバム・チャートでは4位。アメリカでも39位と決して悪くはない音楽家としてのスタートを切った。しかもトータル的にアルバムの制作を指揮したのがBetty Wrightということもあり、当時彼女について色々な記事を書いた記憶があるので、デビュー作については良く覚えている。

正直に言うと、その作品は1回目に聞く衝撃に比べ、2回目以降に感じる印象がどんどん変わっていった。結局のところ薄っぺらいのだ。作品は歴代ソウルのカヴァー集だったが、特に私の大好きなアイズレー・ブラザーズの「For the Love of You」に関しては聞くに耐えない。。。と感じた。

その後も04年「Mind Body & Soul」、07年「Introducing Joss Stone」を手にとって聞くも、そこまでの印象は残らなかったというのが本音。しかし、本作はどうだろう?この作品は今までと明らかに違う。

彼女のことを70年代のロック女王、ジャニス・ジョップリンと比較するメディアがいるが、それはジャニスが大好きで彼女の自伝を片手にアメリカへ渡った私に言わせれば、彼女が白人という点以外はちょっと違う。特に今回の作品に関しては、完全に彼女が彼女自身のアーティスト性に向き合っている、自信に満ち溢れた姿を映し出している。このアルバムでは彼女は他の誰でもないJoss Stoneである。

つまりのところ、ソウルっぽさを追求しているソウルアーティストにソウルはない。向き合うのは個人としての自分の魂であり、そこを追求するどこかで本物のソウルに出会う。それを感じたのが本作であり、そこに到着した今後の作品は飛躍的に素晴らしい作品になると確信する。


 

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