Jamie Foxx / Intuition

Dec. 2008 Released

2004年に映画「Ray」にて主演を務めアカデミー賞を獲得。ビヨンセが出演し話題となった「Dreamgirls」やトムクルーズ主演の「Collateral」などに次々と舞台を移し、その勢いも止まらず俳優として脂ノリノリの彼が2008年にアーティストとしてリリースした本3作目はミリオンセラーを記録。中でもT-Painをゲストに迎えたサードシングル曲の“Blame It” は音楽の最高栄誉であるグラミーアワードの「Best R&B Performance」部門を獲得。

アルバムの内容は奥深く、“Blame It” 以外にも数々の名曲を残したが、T.I.参加の“Just Like Me”、Ne-Yo が歌でFabolousがラップで参加した “She Got Her Own”など、ヘヴィ・ローテーションとなったリード・シングル以外も大人のオ・ハ・ナ・シが満載、ベッドタイム・ミュージックとしても重宝された。

私が在米中の80年代後半のイメージからは考えられないが、当時のジェイミーは「In Living Color」というコメディー番組にて超オチャラケ役で笑いの的であり、コメディアン以外の何物でもなかった・・・というのが本音。その影響も後を引いてか1994年にリリースしたデビュー作「Peep This」は全米ネットワークに出演するアクターとしてはあまりにも悲惨だが、アルバムチャートの最高が78位という結果に留まった。彼がクラシック・ピアノを極め、音楽の道で大学のスカロシップを受けたことがわかったのは、その何年も先でセカンド・アルバム「Unpredictable」をリリースした時だったことは記憶に新しい。

アルバムがミリオンセラーになった要因に、その制作陣の協力なしには語ることが出来ないが、ベテラン・プロデューサーで本作で4曲を書上げたTricky Stewartを始め、Timbaland、Just Blaze、Salaam Remi、Tankなどなど面子がクレジット。

アルバムをしめる最終曲“Love Brings Change”は隠れた普遍のラブ・ソング。
2000年代のR&B代表作品として語り継がれるに相応しい名作である。

おすすめ度
☆☆☆☆☆

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