Freddie Jackson / Privat Party

Feb. 1995 Released

Luther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)などと同類に、80年代を代表するブラック・コンテンポラリーの立役者となったフレディー・ジャクソン。2009年12月現在でライブやクリスマス・アルバムを含めると13作をリリースしているが、今回紹介するのは95年に発売された8作目のスタジオアルバム。1956年ハーレム育ちで現在は53歳、このレコーディング当時は39歳だったことになるが、男の人生で一番脂がのり(肉体的にではなく・・・)音楽のキャリアもベテランの域に達した時期といえる。

銀行で働きながら音楽活動をしていた青年期。後にMystic Merlinというソウルバンドに加入し、アルバム「Full Moon」にて数曲を披露している。ソロデビューは85年でアルバム「Rock Me Tonight」はビルボードのR&B Album Chartで見事1位を獲得、アルバム総合チャートでも11位という輝かしいデビューを飾った。代表曲には「You are my Lady」、「Rock me tonight」、「Tasty Love」など80年代中期以降に飛ばしたヒットは数多い。90年代はコンスタントにアルバムをリリースし、定着したコアなファンを裏切らないクオリティを保つが、イマイチ大きなヒットに恵まれないのも現状で、現在はマイナーレーベルながらも活動を続けている。そして今回紹介する作品も大きなヒットにはならなかったが、地味に素敵なアルバムでコアなフレディーファンには申し分のない作品だ。

「Private Party」は彼の最後のメジャー作だったが、リリース週にアルバム総合チャートで188位をという不発な記録で終わる。時代はニュージャック終盤、ベイビーフェイスやテディライリー全盛期でR&B業界では、ボーカルグループが世の中を騒がせていた。そんな逆境にも屈せず、フレディー節を貫いた本作にはBarry Eastmond(バリーイストモンド)を中心に制作、Gordon Chambers(ゴードン・チャンバーズ)が制作したタイトル曲「Private Party」や今は亡きGerald Levert(ジェラルド・レバート)が残した「Rub up against you」等、フレディの熱い歌が際立つ密かな名作が収録。今現在、手にとって聴いても時代を超越して感動をする傑作だと感じる。

おすすめ度
☆☆☆

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