Baby Face / For the Cool In You
Wednesday, March 10th, 2010Aug. 1993 Released

1959年インディアナポリス生まれ、本名Kenneth Brian Edmonds。
ファンク界のカリスマ・ベーシストBootsy Collinsのバック時代に彼からBaby Face(ベイビーフェイス)と名付けられたのは、あまりにも有名な話。ミュージック・ビジネス界で大きな成功を収めているL.A. Reidと共にThe Deeleというバンドで7年間活動し、数曲のヒットを放つ。その後のプロデュース活動においての活躍ぶりは皆さんの知る通り。90年代のR&Bシーンはベイビーフェイスが作った楽曲で溢れかえり、完全に90年代前半をジャックした。テディライリーと張り合い、非常に良い時代を築き上げ、シーンの発展に貢献したことは今後の歴史に語り継がれるだろう。
今回ピックアップしたのは、その絶頂期であった93年にリリースしたソロ3作目「For the Cool in You」という作品。前年にToni Braxton(トニ・ブラクストン)のデビュー作「Another Sad Love Song」を手掛け、その後長年に渡って彼女のイメージを失恋の女として色付けしてしまった。トニは今年2010年にカムバックしそうなニュースが飛び込んでいるが、長い歳月が過ぎた今でもそのイメージから脱却することは難しいだろうな~
このアルバムを作っていた最中にも膨大なプロデュース依頼が山積みになっていたはずだが、その中で作り上げた本作の素晴らしさは信じ難いものがある。完全に時代を超えて引き継がれるだろう「When Can I See You」を始めとするラブソングの数々。ちょっと残念なのはJoe Cockerの「You are so Beautiful」カヴァー曲だが(あの曲でジョーを凌ぐ人はいないので・・・)それでも当時はかなり新鮮だった「Never Keeping Secrets」に見られる歌詞のノセ方は(うまく説明できないが、メロディーに貼りつく感じ)はその後様々なアーティストがマネしようとした。
アルバム自体は最高位で16位とセールス自体は良くないが、94年のグラミーアワードで本作は高い評価を受け「Best Male R&B Performance」に輝く。その直後は手掛けるBoyzⅡMenやTLCで爆発的、かつ記録的なヒットのラッシュ!彼の人生でもっとも華やかな時期であったことは間違いない。
おすすめ度
☆☆☆












