Carol Riddick / Moments Like This

Aug. 2006 Released

個人的にここ15年くらいで確立されたフィリー(フィラデルフィア)発祥のソウル・ミュージックには強い関心を持っているが、地味ながらも素晴らしい完成度の作品が彼女のファーストアルバムだ。

彼女の経歴を見ると、古くはWill Smith and Jazzy Jeffのツアーメンバーとしてキャリアをスタートさせ、後にはAnthony Hamilton, Jill Scott, Norman Brownといった実力派アーティストのレコーディングにバックボーカルで参加。ソングライティングにも力を入れ、Musiqなどに曲を提供するなど奇才ぶりをアピール。その才能は高く評価され、地元の有力プロデューサーJames Poyserを中心に立ち上げたAxis Music Group より2006年にデビュー。日本での反応は今ひとつだったが、個人的には最高の作品だと自信をもってお奨めできる!

アルバムの収録曲で最も心を打たれるのがTrack⑦の「All I Wanna Be」というミッドスロー。彼女の曲はどれも私生活から書き下ろしたものが多いが、この作品は愛する娘に捧げた一曲。世界の境界線を越えて、同じ娘を持つ親であれば共感すること間違いない。ラリーゴールドのストリングスをバックにやさしく歌うキャロル・・・終盤の感動的なアレンジ、信じがたいほどの繊細な表現力でアドリブをかます。CDのリピート機能を使って何度リプレイしても同じ感動を味わう。

素敵な音楽があることに感謝。だから毎日がんばれるのです!

おすすめ度
☆☆☆☆

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