Aaron Hall / The Truth

Sep. 1998 Released

テディーライリーと共にニュージャック・スイングというジャンルでひとつの時代を築いたグループ、Guy (ガイ)のリードシンガー。Charlie Wilsonが大好きな私にとって、オンタイムで肌に感じてきたアーロン・ホールはこの上ない存在だ。1万人にひとりの才能とも言われた天才的な歌いっぷりは、父親が牧師であり幼少期より教会で鍛えられた強靭な喉、そしてゴスペル精神に準ずる心の底からの叫びがベースにある。

今回紹介するのは彼がGuyでの活動を終え、1993年9月に初のソロ作としてリリースした「The Truth」というアルバム。全米アルバム・チャートでは最高47位という結果ではあったが、収録曲からは地味ながらもR&Bファンにとって涙のこぼれるような素晴らしい曲が生まれた。

まずは彼のソロ・キャリアで一番のヒットとなった曲 “I Miss You”はR&Bシングル・チャートで2位、全米シングル・チャートでは14位を記録。個人的にも一番好きな曲で、Guy時代には表現しきれなかった豪快なバラードとして歌い上げることに成功している。この曲について語らせると原稿用紙10枚分は軽く話せてしまうほど、私にとっては魅力的。恐らくもう何千回と聞きまくったが、いつ聞いても新鮮で毎回新しい発見をするほど惚れ込んでいる。

他にもイントロダクションから始まる “Don’t Be Afraid” や “When You Need Me”等のバラードも絶句。ニュージャック志向、ガイの面影が強い“Do Anything”、“Open Up”は引き続きファンを喜ばせた。

このアルバム以降もInside Of You (1998)、Adults Only(2005)と作品をリリースしたが、ファンとして飛びついて買ってはみたもの、楽曲に恵まれず残念な作品に終わってしまった。紛れもない事実といえば、この時代のナンバーワンを誇るシンガーとして、現在第一線で活躍するアーティストに多大な影響を与えたということは断言できる。

おすすめ度
☆☆☆☆☆

↑このビデオ「I Miss You」は当時注目されました。結構なドラマ仕立てで、若干臭さもあるのだが、それがまたイイんだよね。ちなみにCDのフルバージョンとは違い、音楽の方は物足りない感じです。

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